2018年11月にエアーズロック(ウルル)登頂を果たした侑空-yua-です。
新婚旅行で15年越しのウルルに。
今回は禁止事項などはすっ飛ばして、登山中の様子をメインにお届けします。
最初の難関:鎖までの急斜面
登山口が開いて、いざ登るぞ!と登り始めて数分。
すぐに急斜面がやってきます。
鎖に辿り着くまでの約50m。
岩肌を登るということがこれほどまでに難しいのか!と痛感しました。
おまけにトレッキングシューズとは言え、ドンキで買った安物。
ツルツル滑りました(^_^;)
何とか鎖までたどり着きましたが、ここでもう無理と思う人も少なからずいました。
ここまで来たのにもったいないと思うかもしれませんが、実際に登らないとわからないものなのです。
私自身、思ってたよりもしんどくて汗ダラダラで大変だったので。
何よりも自分の命が大切なので『無理はしない』これが絶対です!
第二の難関:鎖が低い
身長が高い人は要注意です。
登山道には鎖が一本あるのですが、これがまた低いんです。
私の身長は157cm。夫ちゃんは175cm。
私でさえも低くて掴むのがつらいと言いますか、常に中腰になるので腰がやられます。
夫ちゃんに関しては、鎖を持つと登りづらいということでそのままスタスタと登ってました。
おかしい。
夫ちゃんは運動なんてしない人なのに・・・
何なら私の方が運動はしていたはずなのに・・・
仕事しているうちに鍛えられてたわけけぴね!
鎖の先は休める場所
鎖エリアをクリアすると平坦な開けた場所が出てきます。
ここでやっと休憩ができます。
他の人も一旦ここで休憩という感じでした。
休憩しているのは日本人が多かった気がします。
鎖の途中で一回水は飲みましたが、汗が尋常ではないほど出てたので意味なし!
ちょこちょこ飲めたらよかったのですが私にそんな体力はなかったです。
一人1リットルの水は絶対持たないといけなかったのですが、私にはカメラがある。
カメラだけで1.5~2kgあるのでもう大変。
水は夫ちゃんのリュックに忍ばせました。
ここまで登ってくるのに1時間半~2時間くらい。
ここから先はまた鎖がありません。
おまけに風も強くなってきました。
ここにたどり着いたとき、心臓バクバクで正直もうダメだというレベルでした。
ここで諦めて下山していく人も少なからずいます。
自分の体力を過信せず、慎重に進むか諦めるか判断しましょう。
私の場合は、30分くらいぽけーっとウルルの風景を見ていると回復。
この先も行ってみよう!という気持ちになりました。
この間、後から登ってきた海外の方がどんどん頂上目指して登っていきます。
小学生くらいの子もスイスイと登ってて海外の人の身体はどうなってんだ!?と驚きました。
夫ちゃん調べによるとちゃんとした登山用シューズを履いてる人が多かったんだそうです。
やっぱり靴は大事ということですね。
ケチるものではありませんね!!
第三の難関:起伏が激しい
平坦のところからいざ再び!と進みだした私たち。
ここからは鎖がなく白い点線に沿って歩いていくだけです。
しかし、これがなかなかのアップダウン。
風も強いのであおられそうでこわい。
白い点線を外すと横は崖だったりしますからね(^_^;)
気を付けながら進んでいきます。
鎖がない上に、靴も滑るので、157cmの私では何ヵ所が登れないところがありました。
他に登れそうなところはないか見ましたがあるわけもなく、夫ちゃんに引っ張り上げてもらいました。
頂上に到着!
頂上には『AYERS ROCK』と書かれた羅針盤があります。
この上の写真のものですね。
これを見つけたらゴールです。
お疲れ様でしたー!!!!!!!!!
登りだけで休憩も挟んだので2時間~3時間かかりました。
頂上に着いた時にはめちゃくちゃヘトヘトです。
でも、その疲れがぶっ飛ぶ景色が目の前には広がっていました。
朝ご飯に買っていたサンドイッチを頂上で食べたのですが格別においしかった!!!!!
もちろん、ゴミはちゃんと持ち帰りました。
登っている最中は国問わず励まし合いながら登りました。
海外の方の方が「Fight」とか声をかけてくれることは多かったですが、日本人の方でもいました。
そういう方とは頂上で再会すると「登れたんですね!」と会話を弾ませました。
突然芽生える仲間意識w
それほどまでにしんどい登山ということですね。
頂上に着いて一番に感じたこと
ここが神聖なる場所であることの意味でした。
アボリジニにとって神聖な場所であるウルル。
そんな場所に登ってみて、もう二度とここからの景色をみることはないだろうと思いました。
素晴らしい景色。
何度でもまた見たいと思える景色。
いつまでもここにいたいと思えるほどの雰囲気。
それでもそう思ったのはやはり命を落とすということと隣り合わせなほど危険であることが一番です。
アボリジニが心を傷めている観光客による登山。
そしたら登らなかったらよかったのでは?と言われそうですが、登ってみないとわからないこともあると思ったので登頂を決めました。
言葉にはうまくできないけども(^_^;)
下山も要注意
登りに体力を奪われて足もガクガクです。
下りだけで1時間半~2時間。
下りの方が楽と言えば楽でしたが、私は鎖のところで滑って滑落しかけました。
前にいた夫ちゃんと後ろにいた同じツアーの参加者の方にもひやっとしたと言われました。
本当にあのときはダメだ…と思いました。
鎖がなかったら確実にたくさんの人を巻き込んで下まで落ちていたと思います。
最後まで気を抜かずに下山しましょう。
1週間滞在して最終日にやっと登れたんです!
とおっしゃってる方もいたので
本当に運が良かったなぁと思いました!